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戦争やSARSは、世界的な規模で旅行業界にダメージを与えた。しかし、日本では若年層やシニア層を中心に旅行を楽しむ人は増加している。そんな時代に少しでも多くの旅行客を取り込もうと、新サービス(旅行商品)を導入する旅行会社も多い。そこで能力を発揮するのが、取引条件の説明、書面の交付、その他取引の公正を確保するために旅行契約に関する事務を管理・監督する、旅行業務取扱管理者だ。
法律で、旅行会社の営業所に1人以上管理者を置くよう定められており、前述した業務を行うには資格が必須。旅行業界で働く人のほとんどが持っているこの資格には、海外、国内を問わず旅行全般を扱える総合旅行業務取扱管理者と、国内旅行のみをカバーする国内旅行業務取扱管理者の2種類がある。
国内を取得した人には、総合の試験の際に科目免除がある。より幅広い仕事ができる総合の資格取得をめざして、国内の資格を先に取得する人も多い。
試験には受験資格はなく、国内の試験は3科目、総合の試験は4科目で行われる。筆記試験の内容は、旅行業法や旅行業約款、海外旅行実務など。総合の試験では主要国の観光や通関・検疫手続きなども問われる。どちらの資格も、事前の勉強は欠かせない。
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年齢・学歴・経験に関係なく誰でも受験できる。実務経験が3年以上あれば国内が、5年以上で総合が研修を受講することで科目免除になる。
民間のスクール、通信教育団体の資格試験対策講座は数多くある。国内では管理者指定研修用のテキストが協会より頒布されている。
国内旅行業務取扱管理者の場合は半年、総合の場合は約1年が平均的な勉強の期間。民間のスクールの受講期間も同じくらいだ。
国内旅行業務取扱管理者の受験料。総合は6500円。民間のスクール、通信講座の受講料は約5万円〜が目安。
例年、国内旅行業務取扱管理者の試験は9月に、総合は10月に行われている。試験の詳細はホームページでも確認できる。
04年度の国内旅行業務取扱管理者の合格率。04年度の総合は31.1%。
※一般(新名称「総合」)の累計合格者数12万7292人(05.6)